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空間表現の難しさ‏・木炭が一番、空間表現をしやすかった(maminismさん)。


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maminismさんからの寄稿です。

空間表現の難しさ‏。

大学の、一年次の課題の成績が出そろった。
これで晴れて、二年次へ進める。

一年次では、自宅課題とスクーリング課題をあわせて、

鉛筆デッサン 3枚
木炭デッサン 3枚
油彩画 4枚

制作した。


全体のまとめとして、
物の細部まで描き込むのは得意で、物の質感や写実的表現は、比較的できている。

しかし、物の立体感や量感、空間表現が苦手。

そんな評価をもらうことが多かったように思う。


物を見たまま、リアルに描けば空間や量感が出るのかといえば、そうではない。

では、どうすれば空間の感じられる絵が描けるのか。。。?



振り返ってみると、木炭が一番、空間表現をしやすかった。

思うに、木炭は私にとって、細部まで描き込みにくい画材なので、細部より、全体に目が行きやすく、全体のバランスを見ながら絵を描き進めやすかったから。

また、木炭における、空間を出すためのテクニックがわかりやすく、簡単に実践できるものだったから。
ぼかす、という技法。

こんなところかなと思う。



油彩画における空間表現、というのが、私の今後の一番の課題になると思うが、達成できる自信がない。
が、先生のアドバイスをもとに、取り組んでいくより他ない。


1 全体の明暗や色彩のバランスを見ながら、全体を少しずつ描いていくように進める。

2 形をきっちり取るのではなく、はみ出しながら、絵の具の重なりを繰り返して完成させていく。

3 クロッキーなどで、全体の空間を把握する。塊を意識したり、前後感を意識したりする。


先にも述べたが、立体的に描けば、その物の重さや空間が出るというわけではないので、ただよく見て、見た物をただ丁寧に描いてきた私にとって、空間のある絵の描き方は、すぐに理解できるものではない。

そして、方法を教えてもらっていても、物を見るときの見方、描くときの描き方の癖がついてしまっているので、つい、今までの描き方になってしまっていた、というのが常である。


そんな中で、一つわかったことは、私は物に集中しすぎて、その物と、その物の周りの空間の関係を意識しないで描いていたということだ。
見る時には。物と、その物の周りの関係は見ていたつもりだったが、描くときには、物しか意識していなかった。あるいは、空間しか意識していなかった。そう思う。

わかったからといって、次は描けるわけではないだろうけど、わかったから、よかった。次は忘れないように、意識して臨みたい。



たぶん、空間の表現が自由にできなければ、自分のしたい表現にはたどり着けないだろう。

頑張る!