maminismさんからの寄稿です。
ハサミの使い方で親子の関係が見える
子どものハサミの使い方を見ていると、親がその子とどんな風に関わっているかがわかる。
子どもと関わっている方がそんな風に仰って、なるほどなぁと感じました。
これは、3~5歳くらいの子どもを指していると思います。
クレヨンなどは、握れば描けるので、そんなに難しくないのですが、ハサミは、指を通す穴が大小と二つあり、区別が難しく、指を動かして開閉させたり、反対の手で紙を支えて動かさなければなりません。
更に、切りやすい刃の角度があるので、道具を使い始めの乳幼児にとっては、難易度の高い道具だと思います。
危ないので、与え始めは、大人が隣について、持ち方や使い方を教える必要があります。
低年齢であるほど、何度も横について教えなければならないと思います。
幼稚園や保育園でハサミを使うと、使い始めは家庭での経験値が如実に出ます。
持ち方が変だったり、刃先が自分の方を向いていて危険な子も多いです。
その子の起用さや発達の違いもありますが、家庭で丁寧な関わりをされていると、その成果がハサミなどに現れる訳です。
ハサミを与えて、見守らない家庭だと、間違った使い方をそのまま覚えてくる子もいます。
家庭で、必ずハサミの使い方を教えないといけない、と言っているわけではありません。
でも、家庭での関わりは、子どもの発達には大きな影響があることを、改めて感じました。