言わずと知れた傑作漫画をアニメでも。
生きるマンガ界の伝説、井上雄彦原作のスラムダンクをアニメで。
やっぱり声優が役にピタリとはまっていて、漫画では体験できない感情移入が心のこもった声色などでより一層深いものになっています。
あと、原作に準じた主題歌の名曲たち。
あのころの思いや感情、人間関係やスポーツで感じたことを思い出させてくれます。
特に個人的に好きなのは、湘南VS湘北の練習試合からのインターハイ予選の鬼気迫る試合の流れ。
練習試合では、あと一歩湘南に届かなかった湘北。
個人のスキルは試合の中で驚異的な進歩をどのキャラクターもしており、でも湘南高校の伝統あるバスケット部としての誇りをもった湘南という大きな壁を感じた一方、「勝てる!」と誰もが疑わなかった現実感もあり、かなりの手ごたえを感じながらも、湘北高校の足りない部分や湘南高校の弱点を見据え、インターハイでは「俺が勝つ!」と意気込む桜木花道には背筋がぞくぞくしました。
個人それぞれのキャラクター同士の関係性を感じながら、テンポも大事にした「動き」のあるものはアニメーションでしか実現できないものだと思っております。
一巻に3話収録のDVD。是非ひとつひとつのストーリーを全身に染み渡らせるように感じてほしいアニメ作品です。