寄稿を頂きました。
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
この作品は、モテない女の子、いわゆる「喪女」の黒木智子が主役の作品です。
とにかく、冴えなくてモテなくて、いつも妄想ばかりしています。
乙女ゲームに夢中になってみたり、女子力の高い友人に嫉妬しつつもオジサンのような視線でセクハラじみたことをしてみたり、見栄を張って自滅したりととても賑やかしいです。
そして、見ていると胸が抉れるような気持ちになります。
智子ほど酷くはないものの、女性でアニメ好きの方は多かれ少なかれ思い当たる節があるような内容が出てくるので、古傷が痛むようななんとも言えない気持ちになるんでしょうね。
辛いんだけど笑ってしまうというか、昔の自分に重ねて笑い飛ばしたくなるような、そんな作品です。
キャラクターデザインが、目の下にクマがあっていかにも陰気そうな顔なのに、作品を見ているうちにどんどん可愛く見えてくるのが不思議です。
できれば、彼女には幸せになってほしいと思うのですが、反面このままでいて欲しいような気もして、ちょっと複雑ですね。