寄稿を頂きました。
いつ観ても新しい「風と共に去りぬ」
これ、原作も大好きな映画なんです。古い映画ですからいろんな思い入れを持っている人も多いんじゃないかと思います。私は映画を観てから原作も読んでみましたが(原書・翻訳版両方とも)何回読んでもいい作品だし、映画も何回みてもいいお話です。
年末年始なんかはテレビでもよく流れていたりしますけど、時間が長いから観る人も案外いないかもしれませんね。
特に、自分が学校を卒業・就職・恋人ができてお付き合いをして・結婚といろいろと人生の節目を迎えると、その後この映画を観たときの想いが変わって来ていることに気がつきます。いろいろ経験してそのぶん感じることも変わったのかなと思います。そういうところから、よく知っているストーリーなのにいつ観ても新鮮な感じがします。
スカーレット・オハラを演じるビビアン・リーが本当に強いけど実はもろいところもある女優さんだからか、ストーリーが進んでいくにつれ、観ているほうも「そんなことしたらダメじゃないの?」とか「そこは違う」とかダメだしをしたくなるエピソードが満載で、本当に人間自分のことはあんまりわからないけど、他人の人生は横から見ているからかどうすべきなのかわかる気がする感じです。
私は主人公は女性なら誰でももつ一面を体現したキャラクターだと思うので、20代後半以上の女性なら誰にでもおススメの映画だと思います。あんまり若いときっと表面的な理解しかできないかもしれないので、見る側もある程度の人生経験があったほうがいいかなと思うので。
当然、原作もおススメなので、映画を観て面白かった人はぜひ読んでみてほしいです。