ナカノ実験室

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ネタバレ注意!惑星のさみだれ/最終回感想・主人公「雨宮夕日」は、技を授かり、力を得て、己の知恵で…。


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寄稿頂きました。

惑星のさみだれ (ほしのさみだれ)

地球を破壊しようとする魔法使いと、それを防ごうとする獣の騎士団達と、地球を破壊し共に死のうとする姫とその従者。その戦いは、二人の子供が結ばれる事で幕を引く。戦いを終えた騎士たちが成長した十年後、彼らはそれを思い出に、糧にして大人になっていた。超能力バトルと町内のんびりの空気の使い分けがとても上手い作品。

非力な主人公「雨宮夕日」は、技を授かり、力を得て、己の知恵で全てと戦おうとするその姿は熱く、男らしい。特に素晴らしいと思ったのは、武術の天才であり技の師であり、夕日を庇って死んでしまった「東雲半月」との戦いのシーン。必殺技に名前は必須だ、と言われながらも付けず、その能力を秘め続けてきた夕日が、知恵にて蛮勇を得る「天の庭」を発動させる。今までの全ての集大成、それは伏線と言う意味でもあり、夕日が背負い、見据えて来た者と共に戦うと言う意味でもある。積み重ねられた「強さ」は疑うまでも無く、夕日を主人公へ、そして姫を止める騎士へと昇華させた。姫の従者でありながら、姫の為に地球を差し出すと言いながらも、彼は姫が好きだから、姫を止める。その未来を歩む為に。