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ネタバレ注意!GANTZ(ガンツ)/最終回感想・主人公「玄野計」も何度か死んでしまっている。だがそれでも…。


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寄稿頂きました。

GANTZ (ガンツ)

死んだ人間達が生き返させられ、迫り来る宇宙人と戦う。簡単に人が死んでいく漫画で、主人公「玄野計」も何度か死んでしまっている。だがそれでも、彼は強大な敵に臆せず立ち向かう。どれだけ大きかろうとそれを倒すと確信して戦う姿は、彼を嘲笑していた人間達でさえ熱狂させる。誰もが玄野と名を呼び、その戦いを見守り、助力する。そして彼も諦める事無く、全身全霊を掛けて打倒する。

まさしく、ヒーローと呼ぶに相応しい人物だろう。しかしその人格は、諦めないと言う点以外は普通の高校生とは変わらない。普段の生活で埋もれていた戦いの才能が開花する瞬間こそが、彼が輝く場面だろう。それは、超人的な力を与えるスーツを着ていない状態の彼であってもだ。一薙ぎで人間を肉塊にしてしまう宇宙人の攻撃を生身で掻い潜り打ち倒せるのは、作中でも数少ない。身体能力は普通の人間である筈なのに、敵と相対した玄野は諦めず倒す事を信じ、そして勝利するのだ。力が無くても、記憶が無くても、彼は負けない。