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悪の教典(上)感想&あらすじ・教師である蓮実は、自分の教師生活の邪魔になるものは躊躇なく…ネタバレ注意。


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寄稿を頂きました。

悪の教典 上

私はこの小説を読み終えると、学校生活はこんなにも恐ろしいものだったのか、と、不安になりました。

教師である蓮実は、自分の教師生活の邪魔になるものは躊躇なく殺していく。その考え方が一番怖いところだと思いました。

私が学生の頃は周りに死に至るという人はいなかったので、そんな教師はいなかったのだと思いますが、つい学生の頃を思い返してしまう内容だと思いました。

そして、平気で人を殺すことができるというのに、表では生徒にすかれる教師をやっているのが、とてもうまくやっている感じがあって、また怖いです。

過去の話もありましたが、子供の頃からえげつないことを考えていて、感心しました。それに両親を殺したいたというのは驚きでした。いくら異常者でも両親を殺すのはやり過ぎな感じがします。

これらのことを含めて、何をするのか分からない蓮実の行動が面白いです。