」で便利でお安く。寄稿を頂きました。
無頼男‐ブレーメン‐
遂にバンド「ブレーメン」は最終回で世界を越え空に飛び立ち、世界一のバンドになった。ギタリスト・レイジの夢が叶った瞬間で、目頭が熱くなった。私もこの漫画をきっかけにバンドを始めた人間なので、自分もいつかそこに追いつきたいという夢が出来た。
ボーカル・ロミオも自らの運命に打ち勝ち、自らの野望を達成した。当時中学生だった自分にとっては、こんな人間になりたい、こんな派手な人生を送ってみたいと感じた。最終話で話が多少駆け足で進んだ印象もあるが、その辺は梅澤春人ワールドなのかなと思う。読者に夢を与えてくれる漫画であり、最終話で主人公たちも夢を実現させ、諦めずに夢を追いかける大切さを教えてくれた漫画。作品のエンドロールとも言える終わりの辺りで、過去に大きな役割を担ったキャラクターが自然と集合した画は感動ものだった。少年漫画の全てが詰まって、少年漫画らしく終わった素晴らしい漫画だと思う。
