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ネタバレ注意!寄生獣(岩明均)最終回感想&あらすじ・戦闘生命体「後藤」との激闘から…「泉新一」は…。


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寄稿を頂きました。

寄生獣 作者:岩明均

五匹の寄生生物が複合して誕生した戦闘生命体「後藤」との激闘から生き延びた主人公「泉新一」は、元の生活を取り戻していた。寄生生物による人間の惨殺事件も影を潜め、新一の右腕に寄生した相棒、ミギーも眠りについた。全ては終わり、これから恋人と添い遂げようとする彼の前に、以前、寄生生物狩りの時に「見抜く」為に連れ出され、そのまま逃走した殺人鬼「浦上」が現れる。

人間で「遊んだ」彼は、相手が人間か寄生生物かを見抜く事が出来た。そんな事が出来る自分こそ人間だと、寄生生物混じりの新一へと訴えかける。
しかし、その残忍な答えは正解とは言えないだろう。では何が正しいのか。博学なミギー曰わく、人間は心に暇がある生物らしい。この種を食い殺せと言う「命令」が来ていた寄生生物であるミギーが、それを素晴らしいと言う。ゆとりがあり、誰かと共に歩く事こそが人間の証だと言う。
命が尽きるまで、その命に寄り添う。人口増加で悲鳴を上げる地球に対して我々が胸に秘めておくべき事は、まさにこれだろう。「疲れるから自分で持ちな」と事無げも無く言うミギーは、人間よりも人間を理解していたのだ。