寄稿を頂きました。
s.CRY.ed(スクライド)
この最終回の展開は他にはなかなか無いものだと思います。とにかく漢らしい!アドレナリンが出っぱなしになるラスト・バトルでした。スクライドはカズマと劉鳳というライバル同士の二人をずっと描いてきたアニメであり、それがこの最終回で結実したと感じられて、きっちりやり遂げてくれたなという思いがしました。
自分にとっての最終回の注目どころは、イーリャンと瓜実のシーンでした。“まったく男ってヤツは”と呆れて苦笑したい気持ちと、“ああ、これが男だなあ”と胸が熱くなる気持ちが綯い交ぜになって思わずほくそ笑んでしまいます。
スクライドはとにかく漢たちのアニメ!という熱さを一貫して前面にぐいぐい押し出していて、高揚感が半端じゃありません。熱い漢たちの生き様、その群像劇として、最後までみんな突っ走って突き抜けていってくれたな、と思うラストです。
制作スタッフ陣が“これが俺たちの見せたいものだ!”という気概を持ってやりたい放題やりまくってくれたんだと感じられるところが大好きでした。