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ネタバレ注意!少女革命ウテナ/アニメ最終回感想&あらすじ・樹璃の、溺れかけた女の子を助けようとした男の子の名前を…。


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寄稿頂きました。

少女革命ウテナ(監督:幾原邦彦)

アンシーがウテナを刺すという衝撃の展開から続いた最終回は、予想もしない展開の連続で、とにかく息を詰めて観ているしかありませんでした。
生徒会のシーンでは、樹璃の、溺れかけた女の子を助けようとした男の子の名前を忘れてしまったという話の内容が象徴的で、しんと胸に染みてきます。なにか不吉さを感じさせるその場面にぎょっとさせられたのが思い出されます。

百万本の剣に突き刺されるアンシーの姿には、唖然として、そしてその痛ましさに息を呑む思いがしました。世界の憎しみを受け止めなければならないアンシーの運命、そしてそれを助けたいと願うウテナの必死さが、痛々しくてつらい場面です。
ディオスの慰みを拒否して拳を叩き付けるウテナの強い心、気高い意志、何よりアンシーを思うその一途さと友情は、心底格好良かったです。あの姿は目に焼き付いています。
そして棺の中のアンシー、やっと出会えた二人が手を伸ばし合うシーンは、この少女革命ウテナを象徴する一番のシーンだと思います。
謎を含んだ最後を迎えましたが、本当に最高の名作だと思います。エンディングからエンディング後も、本当に泣かされる演出でした。