- 千津美と藤臣君のシリーズ
一言感想
志野原千津美(しのはらちづみ)のクラスに藤臣功(ふじおみこう)と喧嘩で張り合っていた豪法寺巽(ごうほうじたつみ)が転入してきた。
中学時代に決着が着けられなかった藤臣との喧嘩の決着をつけようとする豪法寺だったが、千津美の存在が闘争本能をそいでしまう。
面白いところ。
この話の千津美のドジっぷりは半端ではなく、しかも被害はすべて豪法寺にいっているという少しコメディ要素になっています。
まず転んでしまい弁当を水が入ったバケツに落とし、近くにいた豪法寺に水をかけてしまい、拭こうと足を掴んで転ばしてしまい、扉は逆に開けようとする。部活の家庭科クラブで使う小麦粉を窓から豪法寺の頭の上に落とす。
それでも怖がりながらも自分の意見を言う千津美は豪法寺に面白いおもちゃと思われます。
好きなところ。
千津美が豪法寺の頭の上に小麦粉を落とした時、まさに藤臣と喧嘩をしかけようとしているところだった。
怒る豪法寺を千津美をかばって謝る藤臣。
その態度から二人の関係を察する豪法寺に藤臣は嬉しそうに微笑むことで返事する。
おすすめ。
この頃はまだ「番長」という言葉があったようです。
ちなみに藤臣は喧嘩が強いだけで不良ではありません。
ただ警察官の父の影響で正義感が強いようです。