一言感想
勇者シリーズの中の一作。ロボットの刑事たちと小学生のボス、友永勇太が活躍する。
勇太は普段は姉二人と暮らしている。父の友永勇一郎は日本を代表する考古学者で、母の亜真美と世界中にいて、今回は半年ぶりに帰国する話。
普段はパトカーの姿で友永家の車庫にいるデッカードもそんな初めての一家団欒を見守っていた。
しかし勇太は久しぶりに過ごす両親に甘えて、ついデッカードを傷付ける言葉を言ってしまう。
面白いところ。
勇太が起きるまで机に座って待っていたお父さん。夜中に勇太が目覚めなければ朝までそうして待って驚かせるつもりだったらしい。
好きなところ。
勇一郎がもらった人形に入っていた古代昆虫=通称バラメスは日本のあらゆるものを食べて成長していく。
その装甲の厚さはデッカードたちでも破れない。
ただ成長するためだけに穴を掘っては水道管を破壊し、ヘドロを飲んで成長したバラメスの鱗粉は酸になって襲いかかる。
街を守るために攻撃命令を出す勇太。
昆虫もろくに孵らない街の汚染は汚い世界の象徴のようでした。
好きなシーン。
壊されそうになるデッカードの盾になる友永一家。
見つけ出したデッカードは満身創痍だった。そんなデッカードを守ろうと勇太や姉のあずきやくるみ、両親は生身で立ちふさがる。
「デッカードは家族なんだ」
- 声の出演 友永勇太:石川寛美 デッカード:古澤徹 他
- 監督 高松信司
- 主題歌 HEART TO HEART