寄稿頂きました。
「夜来たる(よるきたる)」アイザック・アシモフ
読んでるときも、読み終えても、とっても考えさせられるSF小説の古典です。
6つの太陽を持つ惑星に住む人たちが、2000年に一度だけ全ての太陽を失う。しかし、その真実を知る者のいない世界。
太陽がなくなることは予測できても、その時、自分の周りがどうなってしまうのか、その時、自分がどんな心理状態になるのかが判らず、全ての人が不安になる。
伝説を語り継ぐ宗教、2000年毎の地層に異なる文明の跡を発見する地質学者、2000年に一度だけ全ての太陽が隠れてしまう周期を発見する天文学者。もうすぐ何が起こるのか。
私は、この小説の存在を13年前にラジオで知りました。面白いから読んでみなよと。
さっそく図書館で借りてきて読みました。すごい!すごすぎです!
何がすごいって、人々の心理描写です。とっても勉強になりました。
私が読んだものは中編版です。長編版は、ことが起こったその後のお話だそうです。
それを読んだ人によると中編までのほうが深みがあるそうですよ。
13年前は自分が読んだ後、返してしまいましたが、ふと最近思い出し、また借りてきて主人にも読んでもらいました。主人も感慨深げでした。
今13歳の娘にも読んで欲しいけど、忙しそう。いつか読んでみてねとお勧めしています。