ナカノ実験室

ナカノ実験室が行う実験的なブログです。

スポンサーリンク

感想・書評:八朔の雪―みをつくし料理帖(高田郁)あらすじ・料理人の少女・澪、文化の違いに戸惑いながらも…ネタバレ注意。


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

寄稿頂きました。

八朔の雪―みをつくし料理帖( 高田 郁)

とある事情で大阪から江戸に出てきた料理人の少女・澪。
文化の違いに戸惑いながらも、料理人としての才能を開花させ自らの人生を切り開く―。
とにかく主人公の澪ちゃんが、常に一生懸命で健気なとってもいい子なんです!
始めからは上手く行かず、むしろ、色々な艱難辛苦が降り注いでたくさんの辛い思いをするけれど、最後には澪ちゃんの真心込めた工夫が通じて、読んでいてとても幸せな気分になります。

巻末に澪ちゃんの作るお料理のレシピがついていて、みをつくし料理帖の世界がぐっと近しく感じます。
澪ちゃんが料理人を務める”つるや”では、旬の美味しいものを季節に合わせたきめ細かい工夫を施し、その上お財布にも優しく食べさせてくれるので、現実にあったら絶対常連になるのに!て人、多いと思います。
もちろん私もその一人。
普段家族の為におかずを作る時も、「そういえば澪ちゃんはこんな工夫をしていた・・・」とか思い出すこともあり、澪ちゃんはすっかり私の和食の師匠です。
シリーズももうすぐ完結予定なので、是非!たくさんの人に読んでもらいたい!
日本人で良かったと思うこと請け合いです。