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相棒7・17話「天才たちの最期」感想&あらすじ・詩人の卵の大学生が、公演中に死亡した…(ネタバレ注意)。


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相棒7 シーズン17「天才たちの最期」

将来を嘱望された詩人の卵の大学生が、公演中に死亡した。
公演中の水差しに毒が入っていたことや、公演中誰も近づいていないことから、自殺だと判断された。
しかし、右京さんが調べて行く中で、盗作疑惑と、同じく7年前に服毒自殺した女性新人詩人にかけられた盗作疑惑との関連性が見えてくる。

一見して、詩壇界で有力者である大詩人と、教授が怪しいと見えてくるが、右京さんは別の視点で事件を見ていた。
誰もが、大学生は殺されたのだと思った。しかし、実際には違う。
下宿していた部屋のあちこちに書き留められて貼られた詩の断片。そしてかつていた福祉施設の住所。明らかに忘れるはずもない、かつての家を書きとめる理由を、右京さんは見抜いていた。
若年性アルツハイマーである。詩人としては致命的だろう。浮かんでくる言葉を覚えていられないのは辛いはずだ。特に詩編のように、断片的に浮かぶ言葉には難しいだろう。
そのため、大学生は自ら死を選んだ。だが、その死を利用して、盗作疑惑を追及することになってしまった。
正直、私にはあまり悪い事とは思えない。だから、右京さんの事件の解決を凄いと思う反面複雑な心境になってしまう。