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鋼の錬金術師1巻(荒川弘)感想&あらすじ・天才少年錬金術師の兄弟のシビアな物語…ネタバレ注意。


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一言感想

理不尽な世界を生きる天才少年錬金術師の兄弟のシビアな物語

面白いところ。

世界観が面白いです。錬金術と言いながら見た感じは魔法に近いですね。後半マスタング大佐が出てくるとますます魔法みたいです。でも理屈はしっかりしてるので納得出来ますし、全体的に鉄くさい軍事国家の雰囲気がすごく出てて重厚な世界観になっています。

好きなところ。

どうにもならない現実を突きつけられても、どうにかしようと足掻いてるのが好きです。主人公のエドとアルが旅をしているのも禁忌の人体練成を行い代償として持って行かれたエドの足と腕、アルの体を取り戻す方法を見つけるためです。雲を掴む様な事ですがそれでも足掻こうとする二人の姿が好きです。

好きなキャラ。

1巻では弟のアルフォンス・エルリックです。母親を生き返らせようとした人体練成の代償に体全てを持っていかれ、兄のエドワードが自分の腕を代償になんとか魂を全身鎧に定着させました。突然大きな鎧の体になったからかあちこちぶつかったり、心は子供なのでちょっとしたことで落ち込んだりするのがなんだか面白いです。

好きなエピソード。

炭鉱の町でダメな役人をやっつける話が好きです。鋼の錬金術師にしては善悪のはっきりした話で終わり方もすっきりしています。町人を苦しめる軍人を懲らしめるのですが、倒して終わりではなく、この後も普通に生活していけるだろうという所まで理屈を通して解決してるのが良いと思います。

おすすめ。

重厚な世界観も相まってシリアスな話も多いです。でもその中で自分達の理想に向かって足掻くキャラの生き方が胸を打ちます。コメディ部分も面白くて笑わせてくれますので、そこまで憂鬱な気分にもならないと思います。

作品に関する思い出。

私の周りでは連載が始まった当初から面白いと評判でした。友人達とどこまで人気が出るかな等話していましたが、2度のアニメ化にゲーム化劇場版と予想を超えて大人気になり驚きました。