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人類は衰退しましたアニメ版(田中ロミオ)感想&あらすじ・妖精さんとの日々を描くシュールな物語…ネタバレ注意。


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一言感想

独特な世界観で人類が衰退したあとの妖精さんとの日々を描くシュールな物語り。

面白いところ。

コメディよりだとは思いますが、ギャグともシリアスとも言い切れない独特の世界観にはまります。人類のほとんどが滅亡した後の世界で妖精と呼ばれる新人類と旧人類の日々を描くのですが、鶏肉が下克上を企んだり、漫画の世界に閉じ込められたりします。ギャグのようですがメッセージ性もあり、シリアスに進んだりもします。

好きなところ。

雰囲気が好きです。人類が衰退した後の世界なのでファンタジーの村の様な場所が舞台です。新人類の妖精さんもコロポックルの様な外見で時々昔の文明の跡が出てくる以外はファンタジーです。登場人物にも名前が無く主人公が「私」だったり「助手さん」や友人の「Y」といった呼び方も主人公の独白風で独特の世界観を生み出す要因になっていると思います。

好きなキャラ。

主人公の「私」。学舎を卒業した後、おじいさんと同じ旧人類と新人類の橋渡し役となる調停官をしています。やる気が無いわけではないようですが満ち溢れているわけでもなく。とても冷静で冷めてる様にも見えますが、面倒見は良かったり、だんだん可愛く見えてきます。

好きなエピソード。

第1話と2話の「妖精さんの、ひみつこうじょう」です。村への配給が滞り物資が足りなくなった時、謎の「妖精社」なる所から得体の知れない製品が出回ります。安全を確かめるため工場へ視察に行くのですが、中がもうカオスです。食パンが案内してくれたり、鶏肉が下克上を企んでいたり、全ては妖精さんの力なのですが、状態から展開までシュールです。

おすすめ。

何も考えず見ると分からない所が多々出てくると思います。実際後半になればなるほど難しくなってきます。でもそれだけに深いエピソードもあり、世界観も作りこまれています。エピソードの時系列もばらばらなので、分からない時は雰囲気だけでも楽しめると思います。

作品に関する思い出。

作者も原作の小説も見たことがあったので楽しみにしていました。けれど詳しい内容までは知らず、表紙だけで髪の長い可愛い女の子が主人公だなーと思っていたら1話でショートで登場したのでびっくりしました。伸びましたけど。OPがとてもテンポがよく主人公と妖精さんが踊る不思議な踊りに嵌ります。「衰退ダンス」とか言われていました。

作者に関して。

ゲームのシナリオ等で知っていましたが、やはり独特の雰囲気で難しいお話が多いです。一度では理解しきれない事もありますが、何度も見れる面白さですし、分かった時深いんだと感動できます。

その他。

EDも雰囲気が良いです。影絵と絵本を混ぜた様な絵で御伽の国へ迷い込んだような感じがします。本編にも妖精さんが出てきますしとても合っていると思います。