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美味しんぼ32巻2話「病の秘密<前後編>」感想&あらすじ・至高のメニューで披露宴を挙げるのは近城勇と二木まり子という…ネタバレ注意。


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一言感想

山岡士郎と栗田ゆう子の披露宴は「究極のメニュー」の発表の場でもあったが、同時にいつもの通りの「至高のメニュー」との対決の場にもなってしまった。至高のメニューで披露宴を挙げるのは近城勇と二木まり子という、かつてのライバルから友人になった二人。実はゆう子の提案で友人が手を組んだのだ。ゆう子の一番の目的は至高のメニューの担当者で、山岡の父、海原雄山に出席してもらうためだった。

何故、二人はこれほどまでに憎むほどにいがみあうのか。それは海原の亡き妻、山岡の母が原因だった。
新家庭の様々な道具を買いに訪れたデパートで、山岡は母の主治医と知り合う。その場に海原も現われ、ゆう子はその時に山岡の母の死因を尋ねる。
山岡が性を母方にするほどに海原との関わりを絶ちたいのは、父である海原が母を虐め殺したと信じているからだ。そのことは海原も知らずに驚く。
海原の「美食倶楽部」で食事をしながら今、真実が語られる。

好きなエピソード。

海原の亡き妻、山岡の母は生まれつき心臓が悪かった。それなのに無理をして子供を産み、さらに体を悪くしてしまった。
それでも海原が芸術家として美食家として大成するために支えるのが生きがいだったのだ。
亡くなった原因は心臓が耐えきれなくなったためであり、医師の予想よりも遙かに長く生きたと言う。
信じようとせず飛び出す山岡にゆう子はこれからの結婚生活で頑なになってしまった心を解していくと宣言するのであった。

  • 美味しんぼ(文庫本)32巻
  • 第2話 病の秘密 <前後編>
  • 作:雁屋哲  画:花咲アキラ