- 作:雁屋哲 画:花咲アキラ
一言感想
山岡士郎の妻ゆう子が妊娠した。
喜ぶ一同だが、ゆう子はつわりがひどくて食事が満足に出来ない状態になってしまった。
山岡も様々な料理を試すがゆう子は受け入れられない。
そんなゆう子の状態に悩む海原家の使用人、中川チヨは海原雄山に相談。海原雄山は山岡士郎の実の父親であるために、ゆう子のお腹の中の子は雄山にとっては孫にあたるのだ。
チヨは雄山に教わった方法で、ゆう子に食事をさせる。
それは士郎が母親の腹に宿っていた時に母親をつわりから救った方法だった。その方法がゆう子をも救ったのであった。
好きなところ。
ゆう子が雄山に子供が出来たことを報告にいくところ。
本当なら山岡も一緒に行くようなところでも雄山を憎むことで傷ついた心を守っている山岡にはできない。それでも止めなくなっただけ進歩かもしれない。
また雄山も和やかに報告を聞いていた。
おすすめ。
士郎自身が妊娠した友人たちに尋ねたようにつわりは人によってはさまざま。
今回ここに挙げられた方法も一例に過ぎないのかもしれないがつわりが重くて大変な人にとっては参考になるのかもしれない。
まず最初は少量を食べること。時間をおいて少しづつ食べること。料理の組み合わせも大切なことがのっているので参考にできるかもしれない。
つわりは人によって違うから一概には言えないけれど…。