- 作:雁屋哲 画:花咲アキラ
一言感想
3年ぶりに海原雄山の大きな個展が開催されることになった。監督を任された中川チヨは大張り切り。だったが階段から落ち、足を骨折して入院してしまう。
雄山の気性や個性感などを任せられる者がいないために山岡士郎の妻、ゆう子が名乗りを上げ任されることになる。
しかし仕事との両立、さらには妊娠していることから個展会当日に倒れてしまう。
雄山に叱咤されてすっかり元気を失くしてしまったゆう子。夫である山岡の料理も食べられないほどに落ち込んでしまう。
そんなゆう子の現状は妊婦にとってはよくなく、中川夫妻が何を言ってもゆう子には雄山に失望されたということが大きかったようだ。そんな現状を中川夫妻から聞いた雄山。
今夜も何も食べようとしないゆう子に、中川夫妻が届けたのは雄山の手料理だった。
雄山の褒美だという料理を食べて笑顔になるゆう子。ただし夫の山岡はふてくされていたのであった。
好きなところ。
過労で倒れたゆう子にいち早く気付いた雄山はすぐに救急車の手配をした。最初に聞いたのもお腹の子供の安否に関してであり、なんだかんだと言いながら祖父になってきているようである。
ゆう子を叱ったのも心配のあまりのことであったのだが、そのことがゆう子の体調をさらに悪化させたと知るといち早く動いた。
- 作:雁屋哲 画:花咲アキラ