一言感想
ある朝、山岡士郎は呆然とする。それは妻であるゆう子がマタニティドレスを着ていたからだ。ついその格好で出社するのかと言ってしまい、ゆう子を怒らせてしまう。
同じように妊娠した妻をもつ団一郎、ヘンリー・ブラック、中松警部、大石警部も山岡と同じような状態に陥って、それぞれの妻を怒らせていた。
上司の谷村局次長に諭され、谷村局次長のおぜん立てで奥さんたちに御馳走することになった山岡たち。その装いはマタニティドレス姿に5kgの米袋をくくりつけて行ったのであった。
同じような姿をすることでその大変さが分かった夫たち。
作った鮭のしゃぶしゃぶも奥様方に好評だった。
面白いところ。
夫たちのマタニティドレス姿。実際に赤ちゃんがお腹に入っているような重みを経験する男性は入るだろけれど、マタニティドレス着るのは驚いた。
好きなところ。
夫たちの気持ちは妻のマタニティドレス姿が嫌ではなく、父親の実感がいきなり突きつけられてうろたえたこと。実際に妻が母親になるのに心が付いていかなかった。
しかし谷村局次長に諭され、素直に反省して実践するのはいいところだと思う。
おすすめ。
実際にしてみることで分かることは多くあるということを教えているような話である。実際に「パパ教室」なるものでそういう重さを身に付けるということも多くあると聞く。