- 作:雁屋哲 画:花咲アキラ
一言感想
東西新聞社の飛沢と難波がとっくみあいの大喧嘩をしているのを仲介に入ったとばっちりを受けたばかりか、飛沢を可愛がっている中川夫妻に仇討ちを頼まれ、難波の上司である松川や恋人には難波の仇を頼まれる。
しかも果てには中松警部、大石警部の個人的な決闘人の立会まで頼まれてしまい、山岡士郎の堪忍袋の緒は切れてしまった。大暴れをして全員と絶交宣言してしまう。
全員がしょんぼりとする中、海原雄山は馬術競技の馬の神経を鎮めるために砂糖を与える話をする。あらぶった神経を鎮める作用があるそうなのだ。
それから山岡の元に様々な素晴らしい菓子が持ってこられて、山岡は雄山の存在を知る。
その場は社主の呼び出しで逃げたが、山岡も考えていた。
社主の話の地主に美味しいものを食べさせて欲しいということだったので甘いものにして、中川などに協力させる。
また雄山にも完成させた砂糖を使わない「焼き葛餅」を食べさせるのであった。
ちなみにみんなとは無事に仲直りしましたが、みんなから集めた甘いものを詰め込まれていました。
面白いところ。
いつもは食べ物で解決する立場の山岡がみんなから食べ物によって懐柔されようとするのはいつもとは違う展開であった。
結局、参考にしたりして収めたのは山岡だったがきっかけが新鮮で面白く感じました。