進撃の巨人13巻(最新刊)を読んでみて
進撃の巨人を最初に読んだのは今から1年程前でした。
当初、新人作家の作品ということは知っていたので、絵が荒いことは承知の上で読んでいましたが、最新刊でも絵の技術はあまり向上しておられないようでちょっと女性には線が乱れているので好みが分かれるところです。
内容ですが、簡単に説明すると主人公の世界は巨人が人間を捕食する世界で、人間達は巨人が入れないような高い壁を街の周りに造り暮らしている。
ところが、ある日壁よりも大きな巨人が現れ壁を破壊してしまい、主人公の母親が巨人に食べられてしまう。
そして主人公も巨人に食べられてしまったのだが、今度は主人公が巨人化して他の巨人を制圧する。
しかし、巨人化出来る人間を恐れる軍人たちと主人公の力に起死回生のチャンスがあると考える軍人たちの間に派閥が起きる。
この派閥は最新刊まで続いている話の筋になってくるのですが、人間関係や状況の変化が複雑なのでここでは割愛致します。
1巻はとても斬新だなという感想を持ちました。
最新刊が待ち遠しいとさえ感じるいい場所での終了!というのは10巻くらいまでは続いていたのですが、最新刊はこれについてはなかなか断言しづらい。
というのも、話が複雑に絡み合いすぎて最新刊が発売される頃には以前の巻を読み返さないとよく分からないのです。
特に12巻から13巻にかけては話が飛びすぎて読み返さないと分かりません。
人気が出てくると終了時期を引っ張るために内容が複雑化したり、戦いがやたら長引いたりというのは少年漫画によくあることですが、進撃の巨人も最新刊についてはこれを否めない。
13巻はひたすら軍人同士の騙し合い、裏切り、策略が描かれています。
あまり読み終えた後の満足感が得られない終わり方だったので、最新刊が早く出ることを願っています。