ナカノ実験室

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弱くても勝てます3話/感想・体で覚える前に頭で理解するほうがいいと指導方針を変えた…(ネタバレ注意)。


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弱くても勝てます3話 宮和也、有村架純

ドラマを観終わった後、清々しい感情に包まれた、というのが第一印象です。部員同士の友好関係やその中に芽生える恋模様…どれも全く棘棘しいことなく、リラックスして観ることができました。
このドラマの中で素晴らしい構成だなと感じたのは、「対比」が上手く描かれている点です。

頭はいいけれど、野球のセンスは全くなく少し弱腰な野球部。お金持ちだけれど父親と上手くいかず家出する部員と、家族に迷惑をかけないよう働くけれど一向に貧しい部員。野球をしたいけれど、女子ということが理由で許可がおりないマネージャー。冷たくあしらっているように見えるけれど、本当は誰よりも生徒たちの思いを汲み取り親身になっている顧問の主人公。
この一見あべこべな設定が、とてもいい味を出していると感じます。誰にでも欠点はあって、それを補う為にもがいている姿がなんともいえない人間らしさを滲み出しており、励まされました。
これからの話を観るにあたり、主人公がどう成長していくのかが楽しみです。三話の時点で「体で覚える前に頭で理解するほうがいい」と指導方針を変えた主人公の姿に、顧問としての威厳や実力が頭角を出してきたことを感じています。
そして進学校の中でこの部活がどうなっていくのか。運動部で部活をしていた為勉強との両立に悩まされた経験をもつ身として非常に興味があります。同じような思いを抱いている学生の中には励まされる人もいるのではないでしょうか。
ぜひ、彼なりの頭脳戦を駆使して弱くても勝てるところをみせて欲しい。これからが楽しみなドラマです。