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神様のオルゴール1巻「HAPPY BIRTHDAY」(水沢めぐみ)感想&あらすじ・柚実と航太は在学中に妊娠・できちゃった結婚をすることに…ネタバレ注意。


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一言感想

いよいよ出産間近、親になることに、二人の気持ちに相違が…。

面白いところ。

大学2年生の柚実と航太は在学中に妊娠・できちゃった結婚をすることに。
そんな折、柚実の出産予定日と航太のコンテストの日がかぶっている事が発覚します。
出産も間近になり、柚美は子供の名前を考えたり、着々と母親になる準備を整える一方、航太は夢であるミュージシャンデビューのコンテストのため、毎日作曲したり自分のしたいことをしている。

初めての出産で不安や怖さを感じているし、何より赤ちゃんを産むときはそばにいて欲しいという夢は叶えたかった柚実は泣いてしまいます。
柚実の今までできたいたことや、したいと思っていたことが急にできなくなって、今までのようにな居場所がないと不安を感じていること。
理想の結婚式や新婚生活と、実際の生活は真逆もいいところで、それでも航太との生活は幸せだけど、それを不満に感じてしまうときがあること。
どうして自分だけ我慢しなきゃいけないのと葛藤している姿にソワソワしてしまいます。
母親になるとは簡単な言葉ですが、身体に命を宿すことも、母親として心の準備をすることも、とても難しいことなんだなと思いました。
それでも、子どもが生まれて、航太が喜んでくれて、ハッピーバースデイを歌ってくれて、やっぱり幸せだなと笑った姿を見てほっとしました。
今までみたいにはできなくても、自分なりの新しい生活・新しい幸せ・新しい居場所ができていくんだなと感慨深い思いです。

好きなエピソード。

大学の同期生に同い年と結婚なんて惨め、青春捨ててるなど嫌味を言われる柚美のために、友達の希和子(きわこ)が「好きな人と結婚して好きな人の子ども産めて柚実は幸せ」と怒った場面がとても好きです。
妊娠発覚前は柚実に好意を寄せてくれていた先輩にのりかえた方がいいとか、航太は子どもだからと否定的なことを言うことが多かったのですが、みじめじゃない、柚実は幸せなんだよと言ってくれることも幸せだなと思いました。