一言感想
- 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
- こうかくきどうたいすたんどあろーんこんぷれっくす
- 衣谷遊 (原作:士郎正宗)
「難しい...」この一言に尽きます。何度も何度も読んで、やっと理解できるところがあったりして本当に難しい作品だと思います。
面白いところ。
主役である草薙素子(少佐)がものすごく身体能力が高く、近距離攻撃のパンチのときや、遠距離攻撃の時に信じられないくらい大きな銃をもっていたり、登場する男のキャラより筋力があるように思えるのに、体が華奢でその上美人でとても女性らしい話し方をするところが面白いです。
好きなところ。
近未来かありえない現実の話だと思って読んでいましたが、起こる事件がかなり現実的でもしかしてもう少し研究が進んだらこんな事件も起こるのかもとどきどきするところが好きです。実際に光学迷彩(物を隠してしまえる技術で、服などに加工されると透明人間になれる)などは発明されていてなんて夢のある話なんだろうと大人げなくはしゃいでしまいます。
好きなキャラ。
お茶目でかわいく、素直な性格の戦車「タチコマ」です。人工知能が搭載されていて登場人物たちと一緒に戦ったりするのはもちろん、癒しの存在になっていたりして子供や女の子みたいな性格をしていて大好きです。見た目がクモみたいなのはなにか意味があるのか謎です。
好きなエピソード。
加護という男性が、義体化させてくれなかった両親に復讐しようとする話です。宗教の為に息子を見殺しにした両親は復讐されてもしかたない、でも一般の民衆が殺されるのを放置するわけにはいけない、という情か法かというとこでどきどきしました。結局加護は両親を殺すわけでもなく、脳を焼き切られてしまい彼がどうしたかったかは分からずで、でもわからないところが人間くさくてよかったです。
おすすめ。
ぜひアニメを見てほしいです。TVアニメと劇場版がありかなりたくさんあるのでどれか一つには絞りきれませんが、どれも現実的なテーマを含んでいて面白いです。ただところどころ信じられないぐらい難しい話や残酷なシーンがあるので子供とはちょっとみられないかなと思います。
作品に関する思い出。
中学生のときに友人がこのアニメのサウンドトラックを誕生日にくれてそこから成人になるまで興味がなく、アニメをみて、そのあとマンガを読んでハマりました。作品名を口にすると「パチンコ?」と聞き返されるのがちょっと悲しいです。
作者に関して。
この作品の他の作者の方のマンガを読んだことがあるのですが、この衣谷さんの少佐のキャラクターデザインはずば抜けてかわいいです。セクシーさと軍人ならではのストイックさで本当に美人です。