一言感想
正直言って、将棋以外の人間関係とかが面白かったです。特に大人数でご飯を食べるシーンはなんだかとても楽しそうでいいです
面白いところ。
3姉妹がきゃいきゃい遊んでいるところが面白いと思います。仲の良い女兄弟ってすごくいいです、時に友達のような、親子のような関係になれるところが。作中の将棋の事はあまりよくわかっていないような雰囲気なのがまた面白いです。
好きなところ。
主人公の桐山零(きりやまれい)が三姉妹にもみくちゃにされるところが好きです。普段はすごく引っ込み思案で臆病な少年なのに、いつの間にか笑ってご飯を食べていたりつられて大きな声で返事してしまったり、幸せをたくさん受けている感じがすごくいいです。
好きなキャラ。
3姉妹の長女:川本あかりです。外見はすごく女性らしく、太っているわけではないのにふっくらとしていて母性本能にあふれていて面倒見が良くて好きです。痩せてガリガリなっている動物や人を放っておけないのでたくさん食べさせてふっくらさせてしまうという設定が大好きです。
好きなエピソード。
商店街の夏祭りに、3姉妹が「冷やし白玉シロップ」屋さんを出店するという話です。作り方も書いてあって今の時期的にもひんやりしていてすごく食べたくなりました。シロップの中に梅シロップ味あってものすごく食べたくなりました。器もかわいく描かれていて夏らしい話でした。
おすすめ。
将棋に関しての知識が一切なく読み始めましたが一切わかりませんでした。この作品のせいではなく将棋に興味がないのと賢くないことが原因ですが...単行本だと詳しく解説が載っているのでそちらをじっくり読むのをお勧めします。
作品に関する思い出。
有名な「はちみつとクローバー」みたいなラブコメディーかと思って全巻買いしましたが全く違っていて面喰いました。
作者に関して。
作風がキラキラとかわいく、少女マンガの様なスイートな話を描く専門の人だと勝手に思い込んでいたのでこんな難しい話で驚きました。前作もそうでしたがセリフ外の手書きのごちゃごちゃしたところのせいですごく騒がしいです。はっきり言って読みにくいですが、読みにくさとは関係なくその部分も面白いのできちんと読むことができます。