感想
- 原作:入間人間 作者:山根真人
小説の方で表紙がとっても綺麗で買いました。カラーページは本当に綺麗でエリオのことが大好きになりました。このマンガでふんだんに味わえるのかな、と思って買ったのですが、ちょっとイメージと違う絵で残念でした。ストーリー展開はあまりにもエリオが社会不適合者過ぎてひきますが、16歳の子だとなんでも出来るので怪我しても学んでいけばいいんじゃないかと思います。
小説に比べてやたら主人公の思っていることが簡略されているのが気になります。もっと、様々な葛藤や思いやりをもってエリオに接してるのに目の前に起こっている事をただ1つずつ解決していくだけでエリオ自身の成長になっているのか、その描写がないです。エリオも、苦しんで悩んだ末に社会復帰を目指したりと考え深い行動もあるのですがあまりマンガで反映されているようには思えませんでした。
この作品は突然現れた人が突然の行動をとり主人公たちの人生に強引に関わってくるのですが、その感じはすごくよく出ています。それを不快と思わない主役たちもどうかと思いますがそういう物語だと割り切って読んでいくと楽しいです。ハーレムチックな男子高校生の妄想っぽく、見事に女キャラしか出てきません。その点が、マンガだと顕著に反映されていてなんとなくですが読みづらいです。目が滑るというか...だけどやっぱりエリオがとってもカワイイので最後まで読んでしまいます。