感想
この作品を読むまでオトメンっていうのはオカマかな?と思っていました。が、読んでみてますますちょっと定義がわからなくなりました。お菓子を作るのがすき、ふわふわキラキラしたものが好き、という人はお菓子職人なら当てはまるのではと思います。男の人のが手先が器用だと聞きますし、言葉でくくらなくてもともやもやしました。最終巻で主人公の正宗飛鳥が卒業式に編みぐるみのくまをつくって渡すというシーンや、だ1話で都塚りょうに恋した飛鳥が気がついたらくまのぬいぐるみを作っていた、というシーンはさすがに気持ち悪すぎると思います。
実の父親がずっと女になりたかったと言い残し出て行ったという過去は、最近よくあるようで恐ろしいです。女と子供を作っておいてそれで女になりたかったなんて自分が妻だったら冗談じゃないです、女であることを否定されたような気分になります。作風が少女漫画なのでやたら背景がキラキラしていて花が飛んでいるのがなんだかおかしくて、しかも登場する男性がほとんど信じられないくらい背が高くてストーリーと関係ないところでげらげらとずっと笑っていました。でも最後の最後でプロポーズをするのは男らしくて素敵だと思いました。なんでそんなに急いですぐ結婚しなきゃいけないんだろうと思いましたが最終回だからでしょうか。この菅野さんのイラストの女の子がとってもかわいくて好きなので他作品も読みたいです。