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千と万・全2巻(関谷あさみ)感想&あらすじ・二人暮らしをする父と娘、思春期の中学生で一番難しい年頃の…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

二人暮らしをする父と娘の話です。これまでも「うさぎドロップ」や「甘々と稲妻」でも父子家庭が多く出てきましたが、思春期の中学生で一番難しい年頃の娘と暮らしていくという始まりはこの作品で初めて読みました。読んでいて一番面白いと感じたのは、お互いがギクシャクしているというシーンがあることです。

こういう父子家庭を題材にした作品の多くは夢を見ているというか汚いところには触れないという感じで仲睦まじく、恋人のように生活していくといった感じの流れになるのですが、この作品は真逆で成長していく中でいろいろな「生活臭」を感じることができます。特に父親の方は女性の体に詳しい人なんかいないでしょうし、母親のように新生児からいっしょならばかかりやすい病気、体質などある程度把握しているものと違い、この子はこうだからこうすれば少しは予防、楽になるなどの気もきかないだろう出来ることがないとおろおろしてしまうでしょう。実際作品中で何度もおろおろとうろたえているのを見ることができます。たまに見せる子供っぽい面でほっとしている描写を見ると、女の子は成長していく中で気難しいようなところを強く父親に出すところがあるので微妙な距離で生活していくのだろうでこれからを頑張ってほしいと思います。