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満月をさがして(種村有菜)感想&あらすじ・輪廻転生の話や死後の世界など、SFとはまた違った不思議さで魅力的…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

小学生の時にはやっていた作品で、雑誌付録などが実家にあったりしてよく覚えています。その付録は当時で付録としてはすごくニュースになったタイピングゲームのCDROMでした。その付録には作者の種村さんが声優として出演されていたりして当時の私のど田舎の書店では売り切れが出るほどでした。物語は小学生には少し難しい内容の事が多く、よくわからなかった点も多かったです。

この物語で一番出てくる輪廻転生の話や死後の世界など、SFとはまた違った不思議さで魅力的だと思います。人間が自殺するとその罪によって死神になるのだそうですが、主人公満月の死神の彼らに対する同情の様なものが何となく違和感だったのですが、昔好きだった男の子の死を受け入れられなかったからかなと思います。忘れられないのが満月の両親は事故で死んでしまったのですがそれに対して孤児院の人に「あなたがいなかったら」というようなことを言われていたのが衝撃的でした。それは満月の両親が有名人だったことが関係しているのですが肉親を亡くした幼児に言う言葉ではないし人間性を疑います。それといずみという死神の生前の生活も最悪で子供が自殺をするなんて考えがあるのにも驚きでいたし、目前の母親はなんとそれを見守っていたので腹がたちます。小学生ながら当時の種村さんの仕事のハードさを心配していましたがやはり相当なものだったらしく、いまではその雑誌を卒業しのびのびと描いていらっしゃるみたいなので安心しました。