感想
今まではギラギラし過ぎ!と読まず嫌いでいたのですが完結作品だしこの際大人読みしてみようと思い立ち、通して読んでみました。作品の中のそこらじゅうに散りばめられた家具や背景や小物が信じられないくらいかわいくって乙女心をくすぐられます。
最初はほんわかした感じの甘いラブファンタジーかなと思っていたのですが、ストーリーが進んでいくうちにどんどん激しく、深い物語になって行き考えさせられる面白さでした。主人公ショコラとその親友でライバルのバニラのファッションや行動がすごくかわいくて小中学生だったらもうメロメロなんじゃないかと思います。でもすごくカワイイ彼女たちが闇や悪と戦っていく様はとても勇ましく面白かったです。安野さんの作品は「監督不行届」で読んだのがはじめてだったので、こんなにふわふわしていてカワイイ作品を読んで面食らってしまいました。キャラの描きわけがはっきりとしていて誰がどんな性格なのかすごくわかりやすくてよみやすいと思いました。