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紅茶王子全25巻(山田南平)感想&あらすじ・アラビアンなテイストがすっごく素敵でそのロマンチックさに…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

中学生の時に流行ったのですが、紅茶の名産地であるところが中東に多いことから散りばめられたアラビアンなテイストがすっごく素敵でそのロマンチックさにみんなメロメロでした。月夜の晩に紅茶王子を呼び出し、3つの願いをかなえてもらうのですがなかなか願い事が決まらず、そうこうしているうちに情が湧いてしまいそこには愛が芽生えていきます。

精霊と人間との恋はすごく儚いものらしく、紅茶王子たちと人間では信じられないほど寿命が違うため、結ばれるには相当な覚悟を有する制約が課せられます。アッサムという紅茶王子の母が人間であり、あっという間に老いて朽ちてしまうという悲しいシーンがあるのですがそれでも彼女はゴパルダーラというアッサムの父を愛していたんだなと思うと切なくなります。もう一つの方法として、全員が自分の事を忘れてしまうけど、人間になって人間と結ばれる事が出来るというとてもつらい選択があるのですが、アッサムはその方法を選び、主人公の吉岡奈子と再会します。そしてもう一度恋におちて結婚して子供をもうけるのですがその話は番外編の方でありとても感動しました。でもあんなにいちいち人間に恋をしていては身が持たないような気がしますが、どう考えても恋多き精霊の様な気がします。