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ロアの森1巻(イチハ)感想&あらすじ・少女マンガなのに信じられないくらい怖いです…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

少女マンガなのに信じられないくらい怖いです。怖さがしっとりとしていていつまでもいつまでもずっと脳裏に焼き付いているようなじめじめとした恐怖が嫌な汗が垂れるようで体温が下がります。前作の「女子妄想病症候群」のときとは全く違い、絵柄が繊細で綺麗なため怖さに拍車がかかります。3つの作品を通して、「森」に深くかかわってしまった少年が出てきます。

彼が特に不気味で、「君のロアを聞かせてよ」と病気のようにロアを求めます。ロアというのは口から口へと伝わっていくような話のことで都市伝説に似ています。異世界につながる話では、もう死んだはずの姉を1人にしないために姉が生きている世界で姉と死んだ人たちと暮らす弟の話です。最後、弟は生きた恋人が生きているという愛しさから元の世界へ戻ってしまったのではないかと思います。なんだか切ないかったですが、同時に姉は弟の生死はどうでもよかったのかと思うと怖くなります。口ぶりからして、自分が死んだことを忘れていたようですが。もう一つの話では学校の七不思議的な話でとある女子高生が「オブジェの中に体の一部が入っている」という話で同級生の女の子を怖がらせます。その女の子が怖すぎたのか、怖がらせてくる彼女に腹が立ったのか狂ってしまうシーンは背筋が凍りました。民謡の「かごめかごめ」の話は実家が田舎の為に妙な言い伝えは多くあり、そういう隠されているような怖さは拭えないような気分の悪さを覚えました。作中ずっと怖かったですが、絶叫系の怖さを求める人向けではないと思います。