感想
死んだ人とその人を悔む人をAKUMAという化け物に変えてしまう力をもち、そうして世界を滅亡させてしまおうとしている「千年伯爵」という存在。その千年伯爵とAKUMAと戦うのが「エクソシスト」。なんだか痛々しい表現が多く、人間の悲しみに漬け込んだ兵器を作るというナンセンスな感じが気持ち悪いです。
死んだ人に会おうとして魂を呼び出すのですが、骨の形で呼び出されたあと、呼びだした人間はその場でその手によって殺されます。その死体の中に文字通りばきばきと骨が入り込み、そうしてAKUMAが出来るのだそうです。AKUMAは形態が何種類かあり、一番最後の形態ではのっとっている魂は悲惨なものになっているようです。気持ち悪いです。この作品本当に長いですが、巻数にするとまだ24巻なんですね。もうとっくに完結しているかと思っていました。千年伯爵もその部下たちもぞっとするような外見をしていて心底気持ち悪いと思います。しかも千年伯爵に至っては身長が220cmもあるらしくなんでそんなめちゃくちゃに怖さを煽るのか謎です。主人公は子供時代養父を悪魔にしてしまい、自身に生まれた時からあった対AKUMA用武器という平気で殺してしまったことから心に深い傷を負ってしまったようです。その時のエピソードが忘れられないです。