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ジゼル・アラン全4巻(笠井スイ)感想&あらすじ・第1話で、愛猫家心を鷲掴みにされとうとう全巻読んでしまい…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

読み始めたとき、正直絵が好みではないな、と思いました。友人が読んでいて面白いからと勧められたので読みました。第1話で、愛猫家心を鷲掴みにされとうとう全巻読んでしまいました。大資産家出身の少女ジゼル・アランはアパートの大家さんをしていました。ある日、そのアパートに住む少年エリック・ルブランをひきこんでなんでも屋を開業します。途中読み飛ばしてしまっていたと思うのですが、なんと主人公の少女は13歳でした。

はっきりと筋の通った発言にまっすぐな性格を見ていたので17歳くらいかと思っていました。かなり世間の常識には離れている感じがしますが、好奇心の強さと第2話で発揮する語学の堪能さに驚きました。この子が大人になった時は、また出る杭は打たれるといった世間の流れに打ちのめされるのだと思いますが、出過ぎた杭は打たれないのでその素直なスタンスを守っていってほしいなと思います。間違ってはいないけど普通では見過ごしたり後回しにしてしまって実行できないこと、誤解を解くことなどちょっとうるっときてしまうくらい素敵なお話で感動しっぱなしでした。世界感が中世のヨーロッパの雰囲気なのですが文章などは英語で描かれていたりします。いちいちジゼルの服が可愛かったり、様々な小物が綺麗に描かれたりしているのでアンティーク系の雑貨が大好きな人にはたまらないと思います。