感想
弁護士の筧史朗と美容師の矢吹賢二の2人が2LDKのアパートで暮らす生活を描いた作品です。作品のほとんどが史郎の料理をしているシーンでとっても素敵です。同性愛が含まれていたので1巻を読んだ後続きを読むのをためらっていたのですが、やっぱりあの料理シーンが好きで読み返してみました。
「花のずぼら飯」のようなこってり感のある食事は少なく、旬の食材を使った和食中心のメニューですごく好みです。ただ20代の男性が食べるにはカロリーが足りないかなといった感じです。私は大好きなものばかりなのですが。調理師であった事もあり毎日食事を作るのは私の役目なのですがやっぱり仕事から帰ってきて夕食が用意されているのはいいですね。私も誰かが作ったご飯を食べたいです。この作品を読んでいるとすごく羨ましくなります。必ず夫と二人で食べるようにはしていますが子供が産まれたらどうなるのかちょっとテンション下がります。料理シーンからそうなのですが、具材や水の感じがすごく丁寧に描かれているので、どの形に切ってどのタイミングに入れるのかすごくわかりやすいです。ちょっとしたレシピ本です。二人の間の恋愛事情や仕事関係の話も面白いし、この作品を読み返して大好きになりました。