ナカノ実験室

ナカノ実験室が行う実験的なブログです。

スポンサーリンク

東京グール第六話「驟雨(しゅうう)」感想&あらすじ・トーカが金木の肉を喰らって戦い勝った…ネタバレ注意。 #アニメ


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

東京グール第六話「驟雨(しゅうう)」

今回の話は全体的に重苦しかった。前半は前回の続きで、トーカと月島の戦いで、トーカが金木の肉を喰らって戦い勝った。ただ、その後は西尾の彼女である貴未を殺そうとしてしまう。しかし金木に諭され、貴未はトーカにとっての学校の友人であり、金木にとってのヒデと同じ位にかけがえのない存在であることに気づかされる。また、とらわれていた貴未がトーカの赫子をみてふいに口からついて出た言葉が、トーカに大きな衝撃を与えていた。バレたら、その人間を殺さなくてはならないという固定概念を持っていたトーカにとっては、グールである自分を認める様な人間の言葉は大きな影響を与えたのだろう。

後半はさらに、重苦しい展開になっていてヒナミ親子を中心に描かれていた。父親に会いたいと懇願する娘に対し、リョーコは毅然とした態度を取ろうと努力はするが自分も夫に会いたい気持ちが強く、葛藤する。母子の結束を強め、二人で父親がいつか迎えに来ると信じて待っていようとする姿はとても切なかった。しかし当の父親はジェイソンに脅迫されながらも必死に家族を守ろうとするが、ジェイソンを狩りにきたCCGにより殺されてしまう。そんな事も知らずに父の香りを街中で見つけたヒナミは母の制止も聞かずに飛び出して行ってしまう。事の状況を理解したリョーコはCCGと対面し、体をはって娘を守ろうとする。話はここで終わっているが、もう明らかにこの話はバッドエンドな展開が見えているので次回を見る時は覚悟して見ようと思う。CCGの掲げる正義とグール達の生き残ろうとする思いは、なかなか交わるのは難しいのが伺える。この話は親子の愛を交えているだけに、重くて切ない気持ちにさせられる。捕食者としてのグールと、人と変わらない愛情をもつグールが同じだという認識はCCGにはないのだろう。人間を守るためなら手段を選ばない彼らのなかに、新しい境地を見いだす者はいないのだろうか。