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海のオーロラ/最終回感想&あらすじネタバレ注意!ムー大陸に始まりエジプト編ヤマタイ国編ドイツ編と、主人公のレイとルツが輪廻を…。 #懐かしの漫画


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海のオーロラ 恋愛大河ロマン! 輪廻転生の果てに

小中学生の頃、里中満智子先生の漫画を夢中で読んでいましたが、その中でもダントツでハマったのが『海のオーロラ』でした。
ムー大陸に始まりエジプト編ヤマタイ国編ドイツ編と、主人公のレイとルツが輪廻を繰り返しながら様々な苦難を乗り越え愛を貫こうとする壮大な物語で、いつも最後は悲しい結末で次の時代に生まれ変わってしまい、いつ二人は結ばれるのかと子供心にやきもきしたものです。

最終回は未来編でした。ついに二人が結ばれる時です。ところがそこは宇宙という、とってつけたような設定で、最後ちょっと拍子抜けした記憶があります。考えようによっては、宇宙こそ大河ロマンの最後にふさわしい場所と言えるのかもしれませんが・・・。
何はともあれ、何千年にも亘り、生まれ変わっては惹かれあい、結局いつも離れ離れになってしまうレイとルツの愛もついにここで成就します。二人の前にはもはや邪魔者は誰ひとりいません。障害になる壁もありません。
だってそこは誰もいない未開の星なのですから。
やっと新しい星でレイとルツはこの星のアダムとイブになるんだと感慨に浸りましたが、同時になーんにもない前人未到の星でどうやって生きていくんだろうと現実的なことを考えて、二人のゆくすえを案じてしまうのでした。