」で便利でお安く。女子高生空手マンガ「なつきクライシス」の思い出
なつきクライシスという、女子高生空手マンガの最終回の思い出話をしてみたいと思います。
この作品の魅力は、やはり、主人公のなつきさんが可愛く、美しく、戦うときの厳しい表情も凛々しいところではないかと思います。内容は、ざっくりいうと、少女空手家の喧嘩マンガなのですけど。
最終回直前まで、主人公で空手部主将のなつきは、彼女の命を付け狙う刺客との死闘を繰り返しておりました。最後の刺客である安蒜海司（あんびる かいじ）との戦いの終盤で、なつきはビルから落ちる安蒜を、自らを犠牲にして救うという選択をします。
その後のなつきの安否は不明。安蒜は、なつきの行動に驚き、彼の中の何かが変わったことを案じさせる描写でありました。そのような状況で、最終回を迎えます。
最終回では、卒業式の季節を迎え、かつて刺客だった格闘家たちのその後が、1コマぐらいで説明されていたと思います。なつきに助けられた安蒜はプロレスに入門した、といったような感じです。
力は正義、師匠の命令は絶対、そう思っていたかつての刺客たちは、なつきと戦うことで、彼らの中の何かが変わり、本来の正しい人生を送ることが出来るようになったのでありましょう。
しかしながら、彼らの恩人であるはずの主人公なつきが、あまりにも出てこないものですから、彼女はもうこの世におらず、空手部一同が墓前で卒業を報告、そして、大空になつきの笑顔で、エンディングなのか？と私は心配しながら、ページを進めておりました。まぁ、それは杞憂に終わりましたが。
結局、なつきは大けがもしておらず、無事に高校卒業を迎え、エンディングとなったと思います。様々な伏線は回収されずに終わってしまいましたが、作者あとがきによれば、続編で回収したいとのことだったと記憶しております。もっとも、まだ実現されていないようですけど。
個人的には、女子大生空手家になったなつきさんを、見てみたいような気がします。
