一言感想
いつも推理を外してばかりの探偵の推理が冴え渡る巻
面白いところ。
主人公の妻木はホームズに憧れて探偵になっただけあって普段からあれこれ推理しますが、当たったためしがほとんどありません。この巻ではそんな妻木の推理が冴える事件が多く面白かったです。逆に涼子さん達と報酬をかけてゲームをする話では妻木がトリックを考える側になったりして、そのトリックに呆れながらも驚かされます。
好きなところ。
妻木の周りにいる個性的なキャラがたくさん登場します。性格も個性的なキャラが多いですが、ビジュアルが個性的なキャラも出てきます。ギャグに走っているわけではないのに普通のシーンでも面白くなってきて好きです。
好きなキャラ。
助手の涼子さん。この巻ではあんまり出番がありませんが、唯一の良心でありいい意味で普通の美人なので、個性的なキャラが出れば出るほど安らぎを与えてくれる存在として目立ってきます。そんな涼子さんが妻木の下着をライバルの女探偵と取り合ったり、妻木の事だと少し暴走気味になるのも可愛いと思います。
おすすめ。
この巻では推理もいくつかあるので考えながら読んでも楽しいと思います。リアルな事件もあれば、ありえないような話もあったりして飽きずに読み込めます。
その他。
巻末に作者さんが以前描いた別の物語の読みきり漫画があります。本当におまけ程度ですが、今と比べてみるのも面白いと思います。