一言感想
誤解ではあったものの本音をぶつけ合った兄弟の絆に感動する巻
面白いところ。
事態の中核にまで迫ったエド達ですが、大総統に止められ一旦事件から離れます。そんな中でふとした事からヒューズ中佐は事の真相と重大さに気付いてしまいます。そしてそれを伝える前に殺されてしまいました。お世話になった人の死をまだエド達は知らず、親友を殺された事によりマスタング大佐も本格的に関わってくるようになりました。
好きなところ。
同じ身体を持つ存在から「記憶も全て作られた偽者だったらどうする?」と言われ動揺するアル。ちょうどエドから「言えなかった事がある」と言われていて不安は増します。そしてついに不安と本音をぶつけるのですが、誤解だと分かったあと話していた二人の会話の内容が兄弟っていいなと思わせてくれて好きです。
好きなキャラ。
この巻ではヒューズ中佐が良かったと思います。マスタング大佐の親友でもあり、少し前からエド達の世話を焼いていました。錬金術師ではありませんが、それでも中佐なだけあって優秀みたいです。すごく気さくで愛妻家で親バカですが、それを逆手に取られ奥さんの姿に変身した敵に攻撃できず殺されてしまいました。
おすすめ。
今までも死人は出ていましたが、一緒に活動していた人が死ぬのは初めてです。マスタング大佐が本気になるきっかけにもなっていますし、他にもスカーの過去が垣間見えたり、キャラの感情がよく描かれておすすめです。