感想
一見普通の一家に見える遊佐家は家族全員がゲーム大好きで、その好みもばらばら。そんな一家の恋愛や進学、生活を描いた4コマ漫画です。主に、姉妹二人と母親がゲームしているシーンが多く出てくるのですが、こういう家庭もちょっと羨ましいなと思います。ただし裕福なわけではなく、父親の1日のおこずかいがわずか300円。
そのうちわけはコーラ1本という鬼畜。いくらなんでも成人男性がそんなもので腹がずっと膨れる訳もなく、それもお小遣いを減らされた理由というのが貧困だからというわけではなく、新しいゲームソフトが欲しいからというなんとも腹立たしいもの。そんな理由で病気になるだろうし、過労死してしまうだろうと思います。昼食代を捻出しようと自分の好きなゲームソフトを売ろうとすると、娘たちが「制作会社に利益が入らないから売るな」と制止され、やっぱり昼食はコーラ1本に。なんだろうこのイライラする感じ。一家で納得しているようなので他者が外からギャーギャーと文句を言うような立場ではないですがそれにしたって一番の稼ぎ頭に対してこの仕打ちはないだろうと思いました。このシーンの一通りの流れを読んでからこの作品はちょっと自分の好きな感じではないなと思いました。ただ、面白いか面白くないかで言ったらかなり面白いと思います。ゲーム好きあるあるみたいなものが盛り込まれているのでここまで長期連載しているのは納得できます。