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金田一少年の事件簿11~12巻「飛騨からくり屋敷殺人事件」感想&あらすじ・剣持警部の甘酸っぱい初恋ストーリと殺人事件の融合…ネタバレ注意。 #マンガ


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一言感想

  • 原作/金成陽三郎 漫画/さとうふみや
  • 剣持警部の甘酸っぱい初恋ストーリと殺人事件の融合。

面白いところ。

金田一一と幼馴染の七瀬美雪は、剣持(警察官)の幼馴染・巽紫乃(たつみしの)に正体不明の人物からの脅迫状が届き、その謎を解くために「くちなし村」を訪れました。

紫乃は巽家の後妻なのですが、先代当主(紫乃の夫)の遺言で巽家の財産が紫乃の連れ子・征丸(せいまる)に相続されると発表されたことから、実子である長男の嫌がらせや諍いが始まり、それが原因ではとのこと。

そんな中、 紫乃と使用人が「首狩り武者」に襲われて…。
行き道のバスから変わった人と乗り合わせ、怪しい雰囲気漂う中、「生首神社」やら首のない地蔵の行列があったり、この時点で怪しさ奇妙さマックスの状態でした。

そして家族関係も複雑で、遺産や家督関係でいがみ合い何かあると言わんばかりなので、謎解きの時にはあっと驚く展開でした。

面白いなと思ったのが、密室殺人の謎とそれに関連することです。
家自体がからくり屋敷になっていて、その仕組みを上手く利用したトリックでワクワクしました。

謎の人物・赤沼の正体や、複雑な人間関係の謎も判明した後にもう一度読み直すとまた違う見え方で面白かったです。

個人的に一番面白かったのは、実は、依頼者・紫乃は剣持の初恋の人なのですが、純真で朗らかで可愛い紫乃の変わり果てた様に愕然とする姿に哀愁を感じました…。

初恋は実らないとか、初恋は思い出のままでという意味がヒシヒシと伝わりました。