一言感想
メイクにファッション、女の子の全部を楽しめるお洒落なお話です。
面白いところ。
ファッションやメイク、お洒落が大好きな真琴(まこと)は、勝(まさる)と性格や生活の不一致で不安を募らせながらも付き合っていました。
ところが、お化粧のことで知り合った山本さんをきっかけに別れてしまうことに…。
絵が可愛くて、女子にとっては身近に感じる、そして楽しめるお話です。
自分以外のたくさんの世界と接する機会のある大学生の、もどかしい恋愛のお話。
真琴の、勝のことなんか本気じゃない、なんとなく付き合っているという自分に言い聞かせるようなところや強がりにも、本当は大好きで、相手の愛情と自分の愛情の天秤の差に気づいて傷つきたくない気持ちにも、少し頷けるような共感できるようなところがありました。
別れることになった時の真琴にもうるっと来ましたが、泣き明かしたあとに自分を立て直した心境にはもっと胸にぐっときました。
どうしても真琴に感情移入してしまうので、山本さんへの苛立ちや、勝のいい加減さや真琴への中途半端な態度には腹立つなという思いです。
それでも、真琴の勝が好きという気持ちにはもう涙が…。
勝と上手くいかず別れてしまう話、新しい自分で新しい出会いをする話など、一つ一つの話に合ったメイクカラーがタイトルになっていて、お洒落で可愛くて良いなと思いました。
今まで漫画にお洒落感を求めたことは特になかったのですが、この漫画の話のお洒落感はありだなと思いました。
他の恋愛マンガにはない、メイクやお洒落を起点にした「カラフルパレット」独特の表現がとっても良いです。