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チキタ★GuGu全8巻(TONO)感想&あらすじ・主人公は妖や魔術を扱う「妖しい屋」の名家グーグー家の少年…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

主人公は妖や魔術を扱う「妖しい屋」の名家グーグー家の少年。でも赤ちゃんのころに他の家族は全員殺されてしまい、家業についてはなにも知りません。なぜ彼だけが生き残ったかというと、人を食べる妖怪たちにとって彼の体液は猛毒、死ぬほど不味いという特異な体質であったために殺されずにいたのです。

自分を守ってくれるのと引き換えに、100年経つとすごくおいしくなるという風の噂信じたラ―・ラム・デラルという変身するのが得意な妖怪と一緒に住むことになります。この作者の方の他の作品を読んだことがあるのですが、中華風やアラビアンな衣装のエスニック、エキゾチックな雰囲気がとっても素敵で、大好きです。この作品の中で一番忘れられないのは、大きな木のてっぺんに居座る鳥が赤ちゃんをさらうので助けて欲しいと主人公に頼むという話です。生まれたばかりの赤ちゃんをあんな木の上にくくりつけて餓死させるなんてなんてやつだと思っていましたが、実はこの鳥は既に自分の子を3羽、それも巣立つ前に殺されていたのです。自分の子が被害にあったらと思うとぞっとしますが、この鳥はどんな気持ちで力尽きていったのかと思うと切なくなりました。この鳥が特別な鳥だったわけではなく、家畜やその他の生き物たちもこんなふうに私たちを恨んでいるのかなと悲しい気持ちになりました。