進撃の巨人悔いなき選択第二巻を読んで
進撃の巨人悔いなき選択の第二巻を購入しました。
進撃の巨人本編の中でも特に好きなキャラクター、リヴァイの過去にスポットを当てたスピンオフ作品で、第一巻を読んでから新刊が出るのを楽しみにしていました。
第一巻では、進撃の巨人本編でも触れられているように、地下街のゴロツキだったリヴァイがどのようにして調査兵団に入ったか、そして調査兵として初めて壁外に出て巨人に対峙するところまで描かれていました。
第二巻ではその初陣が最後まで描かれています。そして、この初陣がリヴァイにとって大きく人生をかえるポイントになったのだな、と思いました。
言葉使いは粗野で態度もふてぶてしく一見取っつきにくそうなリヴァイですが、実はとても仲間思いなリヴァイ。その彼が大切にしていた仲間と永遠の別れを体験し、その絶望の中にいたリヴァイに一筋の光を差したエルヴィンの一言で「自分は今、何をすべきか。自分に何ができるのか。」そして「自分の力が必要とされている。」それに気が付いたリヴァイの晴れ晴れとした表情が、最後に見せる仲間との本当の最後の別れの表情とともにすごく印象に残る一冊でした。