感想
元湘南の走り屋である鬼塚英吉が生徒たちの抱える様々な問題を解決していく、学園漫画です。この作品、本当に大ブレイクしましたね。当時は問題作とか一方的な目線でしか描かれていないといった意見もあり、PTAからはよく思われていなかったようですがこんな先生が中学生の時に担任だったらどんなに面白かっただろうと思います。
「湘南純愛組!」という漫画の続編みたいですが、そちらをあとから読んでもやっぱり面白かったです。このパラダイス・ロスト編はそのGTOが終わり、鬼塚が今度は高等部に配属され、副担任になるというストーリーです。始め、刑務所に収監されてしまっているシーンから始まるのですがやたら刑務所が似合っていて笑ってしまいます。
なぜ収監されてしまったのかと問われるシーンでは「生徒を誘拐し、監禁した」と語っており、今後の展開がかなり楽しみです。それにしても驚いたのは、鬼塚は高校の教員免許も持っていたんですね。ということはかなり頭もよくて、教育実習なども根気よく通っていたということだし、なんだか粘り強いというか素直にすごいなと思います。前作でも結構自らを犠牲にしてまで自分の生徒を守ろうとするシーンが多かったのでやっぱり熱血教師なんだなと感じました。